年越し準備
先日からこんなことがずっと続いている。お風呂で頭を洗おうとしたら、シャンプーがない！ラップを使おうとしたら、ラップがない！、大そうじしようと思ったら洗剤がない！消耗品のみならず、冷蔵庫の中の食材も冷凍食品も乾物もレトルトもとにかく底をついている。あら、うっかりしていたわ、とか、急な来客で予定外に使ってしまったわ、とかそういう生易しいものではなくて、これは明らかに私による人災なのだ。
もともと必要なモノだけ買いに行こうと出かけても、必ず持ちきれないほど買い込んできてしまうタイプで、ウチに着いて車から荷物を運び出す時、あまりの重さに、もう今度からは少しずつ買ってこよう、こんな重くならないようにしよう、と毎回思う。買いすぎる張本人がこれなのだから、重〜い荷物を持たされるオイラがいい顔をするわけがない。買い出しに連れてって、と言うだけでなんだかいつも表情がくもるのだ。それでも、免許のなかった私が、ここらの心臓破りの坂を重い荷物を抱えて帰ってくるのをみると、彼の食料でもあるわけだから、なんだか申し訳ない気持ちになるらしく、渋々買い出しに連れて行ってくれていた。
その私が半年ほど前に車の免許を取ったのだ。なんとか免許はとれたものの、まだ危なっかしい運転。最初の1〜2週間は乗ってみようかなと言うと、オイラも心配して必ず助手席にに乗ってくれていた。3週目、乗ってみようかなというと、仕方なしに乗ってくれた。4週目、乗ってみようかな、というと今日はやめとこう、と言った。5週目、もういい加減、一人で行ってきな〜。とうとう見放された（苦笑）
そりゃそうだよな〜。免許を取るにあたって、免許さえあればオイラを駅まで送り迎えできる、とか、買い出しだって一人でちゃっちゃと行ける、とか、二人で食事に行ったときにはオイラは運転を気にせずお酒が飲める、とか数々のメリットを必要以上にアピールしまくったのだから。でも、そのどれも今だ実現出来ていないのだ。免許取得以前は当たり前に車に乗せてもらっていたけど、今はただ道を走っている車をみるだけで、みんなすごいな、ちゃんと運転してるな、と羨望のまなざしだ。そんな状態なので、一人で買い出し行ってくれば？、と言われても、もう少し車が少ない時間に、とかなんとか理由をつけては、運転をさけていた。この半年間は一緒に出かける必要のある時にうま〜く言いくるめて、ついでにスーパーやらドラッグストアやらに寄ってもらって騙し騙し過ごしていたのだ。
しかし、ここにきてオイラが忙しくなってしまったので、頼むに頼めない。免許があるくせにわざわざバスを使ったり、ヘトヘトになりながら遠くまで歩いて買い出しに行くのは、なんだか損した感じでもったいない。そうこうしているうちに、とうとう実害が出はじめたというわけだ。
まいった、このままでは年が越せない。というか食べるものがない！この飽食の時代、スーパーに行きさえすればありとあらゆる食べ物が手に入るというのに、ウチの冷蔵庫は空っぽのまま、最高に冷えている。何もないとわかっていながらも、今朝も冷蔵庫を開けて冷気を浴びつつため息をついていた。
そこに救いの手が。そうは言っても年の暮れ、このままでは自分の身もあぶないと、さすがのオイラも見るに見かねて乗せていってくれるという。足りないものリストを握りしめ、喜び勇んで買い出しにでかけた。今がチャンスだ、とばかりに食材やら消耗品やらをカートに山盛り2台分ほど買い込んだ。案の定、オイラはかなりあきれていたけれど。そしていつものように、運ぶときに後悔したけど。
でもよかったぁ、年越しそばも買ってきたし、これで何とか年が越せるな。お地蔵さんがなんか持ってきてくれるのに賭けなくて済みました。っていうか、そもそもお地蔵さんに傘かぶせてないから来ないっつうの（笑）
今年は免許だけは取った。だから来年は、なんとか公道を一人で走れるようになろう！！←もっすごい小さい目標（苦笑）
Posted by tito, [ 日常あれこれ ] 2004年12月31日（金）05:50 | コメント (0)
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