アリスもいろいろ

全く違った味わいのアリスを2本鑑賞。

まずはアートアニメ界の巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルの『アリス』。独特の世界感で不思議というよりは、奇妙でちょっと怖くて、実写と人形アニメで描かれた異色ファンタジーの世界。
おなじみのキャラクターも素直にかわいいとは言い難い。ともすれば悪趣味ともいえるかもしれないけど、アンティークのお人形やぬいぐるみってちょっとコワイ顔だったり、悪い表情している子っているじゃない?そういったちょっとグロテスクでこわかわいいモノが好きな方にはもってこいかも。ワタシは素直にかわいいモノの方が受け入れやすいけど、この路線もキライではないかも。
そんなキャラクターたちの中で、アリスだけは素直にかわいい女の子。ZOXYドール(お笑いのね・笑)の衣装をもうちょっとシンプルにしたカンジのひらひらロリータ系のワンピースにハイソックス、Tストラップシューズ。それがどんどん薄汚れてくるのはストレートな夢の世界とは言い難いけど(笑)

さて、もう一本は安全な夢の世界、ディズニー名作『不思議の国のアリス』。こちらは言うまでもなくハッピーで楽しいアニメ。音楽も楽しいし、風変わりなキャラクターたちがかわいくて、ワタシはバタートーストのちょうちょが大好き。何度観ても飽きない大好きなアニメ。

ストレートなファンタジー世界をご希望ならディズニー作品で、ひと味もふた味も違うちょっと奇妙な世界をのぞきたい方はヤン・シュヴァンクマイエル監督作品をどうぞ♪

久々にアリスにひたったら、不思議の国のアリスエッセンスが入った映画、もっと観たくなっちゃった。デヴィット・ボウイの出てた『ラビリンス』とか。ジャック・リヴェット監督の『セリーヌとジュリーは舟で行く』とか。『セリーヌ…』は初鑑賞の時は、そんなに面白いと思わなかったんだけど、だんだんと味わって行くうちになんだかすご〜く好きになった。今、手元にないので、いつかまた必ず観たい映画。どちらも場面や雰囲気がアリスしてるところがあったはず。とにかくどっちも楽しいよん♪この2本ならわかりやすいのは『ラビリンス』だと思うけどね。

そうそう、テリー・ギリアム監督の『ローズ・イン・タイドランド』も現代版アリスだよね。予告編で落っこちてくシーンみたけど、まさにアリス。これは観に行きたいけど、またDVDの出待ちになりそうかな(笑)

Posted by tito, [ シネマ ] 2006年11月14日(火)21:49 | コメント (0)

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