うぐいす
今日は風がさわさわと新緑をゆらして、強い日差しと澄み切った青空が初夏を思わせるそんな気持ちの良い日。車の通りが少なくて、うぐいすの透き通った ホーホケキョ が穏やかに聞こえてくる。ここらではうぐいすのさえずりが聞けるのだ。
誰でもそうかもしれないけど、うぐいすのさえずりに私はいつも反応してしまう。あ、うぐいすが鳴いてる…いいなぁ、とそんな風に。
ここらでもそんなにたくさんいるわけではないみたいで、ウチの中にいて聞こえるのは久しぶりだ。裏の方へ散歩に行くと聞こえていたり、耳を澄ますと遠くで聞こえていたりする。数羽がこの辺りをあっちに飛び、こっちに飛び、いい声を響かせているようだ。たまには彼らの姿も見ることもできる。でもほとんど見つけられない。私にとっては姿なき美声の主なのだ。
ここに暮らして少したった頃、久々に電車にゆられて都内に出かけた。渋谷に着き、乗り換えしようと井の頭線に一番近い出口を探し、地下商店街の入り組んだ通路を進んだ。階段の先に汚れた歩道と、くすんだ空が見えかかったとき、ホーホケキョという鳴き声が聞こえた。
あ、うぐいす…春だなぁ、と思った瞬間、気がついた。スピーカーから流されているのだ（苦笑）こんな都会のど真ん中にうぐいすがいるわけがないのだ。しかもまだ半分地下だし（笑）
でもごみごみしたところに出かけるのはしんどいな〜と思っていた私はほんの一瞬でもうそ鳴きに癒されたのだ（笑）そういえば、こういうところで小鳥のさえずりをスピーカーから流しているのを聞いたことがあるな。そんなのこんなとこで流しても、不釣り合いでインチキくさいだけ、と思っていたけど、結構癒されるモノなのね〜と、自分がはまったことでその時は納得した（笑）
懐かしい記憶をよびさまして書いたから、もしかしたら、スピーカーから流されていたのではなくて、うぐいす笛でも吹いている人がいたんだったかもしれない。さだかじゃないけど、本物でなかったことは確かです（笑）あ、ここらのうぐいすも放送か笛だったらどうしよう（苦笑）よく考えたらそんなことはないか、姿を見たことあるんですから。でも見えないときも本物。ってことは、もしかして渋谷の街にも姿なき美声の主はいたのかも？！（笑）←今頃になっても騙されていない！と思いたい私（笑）
ささ、本物のうぐいすの声に耳をかたむけながら今日は模様替えでもしてみましょうかねぇ。それともうぐいす笛でもつくって練習しよっかな（笑）
Posted by tito, [ 窓辺から ] 2005年05月04日（水）12:44 | コメント (0)
このブログは旧 titocetera のブログです。新しいブログはこちら
