型紙作り

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バケツ型バッグをつくったことがなかったので、ちょっとやってみることに。さすがに底が正円なので型紙起こさないと丸に出来ないよな〜と、コンパスと定規を持ち出して、製図開始。
カーブはこんな感じかな、大きさはこんなものかしら、ここは直角にしとかないといけないんだよね、などと、ぶつぶつ言っているうちにできあがり。あれ?思いの外簡単?

型紙づくりに苦手意識のあった私。久々にやってみたら以外に簡単にできて驚いた。ま、シンプルなバケツ型だったからかもしれないけど。そこから調子に乗って、別パターンも作ってみた(笑)

私の作品づくりはデザイン先行ではなくて、デザイン & 布地選び同時進行のような感じでカタチが決まっていき、気に入って購入しておいた布の中から生み出していく。型紙無しでいけるところは型紙を作らない。その方が自由にできて楽しいから。

材料を購入する時は、こういうモノが作りたい、とあまり考えすぎず、材料それ自体で気に入ったモノを購入する。
どうしてこうなったかいうと、デザイン先行で布地探しをすると、イメージが固まりすぎていて、これだ!!という布に出会うのが難しいから。しかもこれまで先生やら友達やら先輩やらの周囲の評価では、必ずと言っていいほど、私がぱっとひらめいた作品の方が好評価で、考えに考え抜いたものはだいたい不評なのだ。だから漠然としたイメージだけ描いてお買い物に出発する。

だけどこういう風に作っていると、たびたび問題が発生する。材料が足りなくなったり、ここにこれがつけたい!!と後から思ったり。手作りしている人ならみんなそうかもしれないけど、なんでもそろっている材料屋さんの隣に住みたい、とほんとそれが夢である(笑)
その点ネット購入はある程度、簡単便利。だけどちょこちょこ頼んでいると送料がかさむのと、お店によって品揃えや価格に違いがあるので、貧乏性の私としては各店ほっつき歩いてしまって(ネットサーフィン)、結局時間がかかる。

やっぱりよくよく考えてから作りはじめた方がいいのかな、などと最近では思うけど、自分らしくなくなるかも、と思ったり。う〜ん、どうしたらいいのかな。
以前に作ったプリーツバッグのop.4op.5などはひらめきで作ったモノのひとつ。たぶん平面でパターンを起こしていたら、あんな風に自由に作れなかったかな、と思う。もし私が洋服作りを本業にするなら、立体裁断の方が性にあってるんだろうな。

今はまずこのチトセトラを末永く続けていくという事を大切に考えている。息切れしないためには自分が楽しくなければ。その想いから、どうしても自分の楽ちんな方向に作品づくりも進んでいくけど、やっぱり型紙を起こしたりして、いくつも同じモノを作ることも技術アップの面ではかなり必要だと思う。
以前頼まれて、簡単なカタチの小さなトートバッグを30個ほど作ったことがある。最初に10個、後から20個作った。簡単なカタチだったのでそうそう違いはなかったけど、じっくり見るとやっぱり後から作った方がキレイに仕上がっていた。

『始めが肝心』『基本が大事』こどもの頃は言われてもちっとも理解していなかった言葉。もう大人なんですから、そろそろ多少は自分との戦いもしてみなくてはなりませんね(笑)

今日は新しい材料が届いてくるはず。楽しみに待ちつつ、バケツ型の続きや〜っちゃおっ。

Posted by tito, [ 製作ノート ] 2005年01月28日(金)12:24 | コメント (0)

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